眼瞼下垂とアートメイクの緒方眼科クリニック|大田区蒲田駅近く

東京都大田区、蒲田駅近くの緒方眼科クリニックです。一般的な眼科診療に加えて、保険/自費での眼瞼下垂手術や、眉などへの医療アートメイクを行っています。

コンタクトレンズ

東京都大田区 緒方眼科クリニック
〒144-0051 東京都大田区西蒲田5-20-3
(JR蒲田駅西口から徒歩4分)
TEL:03-6424-8321
公式サイト:https://ogataganka.com/

眼瞼下垂手術:https://ogataganka.com/menu/ptosis.html
医療アートメイク:https://ogataganka.com/menu/medicalartmake.html

世界初調光コンタクトレンズ

ジョンソンエンドジョンソンから新発売のコンタクトレンズのご紹介です。

世界初調光レンズといって、従来の紫外線Å波、B波カットに加えて可視光とブルーライトもカットしてくれます。

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こちらがパッケージ。

そして紫外線に当てると反応して

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みるみるうちに紫色に変色。その時間数秒
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眼に入れるサングラスとも言われています。

まぶしさを普段感じやすい方などお勧めします。

2週間の使い捨てレンズです。1箱3300円、両眼で1か月6600円です。

「デイリーズトータルワン」 発売のお知らせ

Alcon社(チバビジョン)の次世代シリコンハイドロゲル素材コンタクト「デイリーズトータルワン」発売になりました。


当院のソフトコンタクトレンズは低含水高酸素透過性のシリコンハイドロゲルが主流ですが、この10月より1日使い捨てのラインナップに「デイリーズトータルワン」を扱うことになりました。

このレンズは従来のシリコンハイドロゲル素材と違い、レンズコアと表面でそれぞれ異なる含水率となるように設計されています。

それによってレンズの高酸素透過性に高含水率性も両立させ、これまでに経験したことのない快適なつけ心地を実現したそうです。

そして、表面にシリコンが無いことで脂質の汚れが付きにくいそうです。

お化粧をするとどうしても汚れやすくなるのでこの点も優れていると思います^^。

製品開発期間に10年費やしたそうですし、アメリカでは高評価と前評判高いです。


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欠点として優れた湿潤性のため、コンタクトを外すのに手が滑ってしまうという声もあるようですがそれはさほど気になりませんでしたね。

心配な方には外し方のコツもお教えいたしますよ。

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パッケージはシックで落ち着いた印象です。

こちらのコンタクトレンズは10月からの販売になります。







コンタクトレンズ

今日はコンタクトレンズについて話してみたいと思います。

まずは一般的な話です。

コンタクトレンズは大きく分けてソフトコンタクト(SCL)とハードコンタクト(HCL)があります。

どちらが眼にとって安全なレンズですか?と聞かれるならもちろんそれはHCLになります。

2007年からの2年間に入院を要するコンタクト関連角結膜炎350例の中、HCLはたったの4%でした。

ですので安全面についてはHCLに軍配があがりますね。(そもそもSCL使用者が多いこともありますが。)

HCLは角膜に傷ができるとゴロゴロしたり初期から自覚症状出ます。

一方SCLは装用感が良くずれにくいバンテージ効果から自覚症状が出にくいため気づいた時には重症化していることがあります。

さらにハードコンタクトレンズの利点を挙げると硬い素材のため、ある程度は乱視を矯正してくれることそして、

1番の利点は角膜への酸素の供給が良いことです。


角膜は5層に分かれていてこの内側にある細胞を角膜内皮といいます。

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内皮細胞は角膜の透明性を保つ重要な働きをしていて角膜1㎟あたり2500~3000個が正常値です。

上のお写真左のようなきれいなハニカム構造をしています。

ですが、コンタクトレンズによる慢性的な酸素不足を生じていますと徐々に減少してしまいます。

そして困ったことに再生されないため、障害を受けると正常な細胞が大きくなって代償するのです。

この数が減少し1500個/㎟を切ってきますと将来白内障手術ができなくなってしまったり、

更に500個/㎟を切りますと内皮細胞のポンプ機能が低下し角膜が白く混濁してしまいます。

将来このようなことにならないように内皮細胞の定期検診をお勧めいたします。

当院はご希望の患者さんに1500円で検査しております。

近年はシリコン素材の使い捨てソフトコンタクトが主流になり
ソフトコンタクトレンズも酸素透過性は格段に改善されましたがやはり、ハードコンタクトには敵いません。
(コンタクトレンズのDK値のみでなくトータルで考えて)

一方ハードコンタクトレンズの欠点は、初めて装用するときに慣れるまで時間がかかること

年間コストはソフトよりも安いですが激しい運動で外れて紛失してしまうと高くつきますし

使用期間が何十年と長くなってくると、だんだん眼瞼が下垂してきてしまう方がいることなどが挙げられます。

最近、眼にとって良いはずのHCLがなぜ減ったか、これは圧倒的なSCLの快適な装用感そして1日の使い捨てSCLによるケアの簡便さにあると思います。


ですのでこの傾向はますます進んでいくと思います。


さて、カラーコンタクトレンズを含めコンタクトレンズは医療機器の中でもリスクの高い高度管理医療機器として取り扱われています。

高度医療管理機器というのは、副作用や機能障害を生じた場合、人の生命や健康に重大な影響を与える恐れのある医療機器を指し、心臓のペースメーカーや人工骨と同じです。


ですので眼科医の管理のもと、使用されるべきものなのです。


しかし実際にはインターネットでの購入が多くなり対面販売や定期検診を受ける人は少なくなりました。

このため、コンタクトレンズの酸素透過性や材質は向上したものの、トラブルは減っていないのです。

眼科でのコンタクトレンズの診察料ですが、医療側からしますと、コンタクトの検査や指導には(特に初めての方)多くの時間と人手を必要とします。


ですが、マルメといってそれに対する診療報酬は一定額に低く抑えられています。

初診料(一度のみ270点)または再診料69点+コンタクト検査料200点です。

健康保険料3割の場合、初診料1410円再診料では810円です。

この金額は欧米に比べると安く抑えられています。


料金に関しては色々なご意見はあると思いますが


どんなに酸素透過性の高いコンタクトレンズを使用していても正しい使い方を守れないと眼にとって良くないこと。
特にシリコンコンタクトレンズは脂質を吸着しやすいのです。(お化粧汚れを受けやすいので、女性はメイク前にコンタクトを入れてくださね。)

そして、違和感を感じたら無理に入れたりしない。これはとっても大切です。

角膜の感染症を起こすと入院を余儀なくされたり視力障害の可能性があるということを知っていてください。
 

そして定期検診を受けましょう。




今日はコンタクトレンズの一般的な話をしました。


次回はカラーコンタクトについて話したいと思います。


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