眼瞼下垂とアートメイクの緒方眼科クリニック|大田区蒲田駅近く

東京都大田区、蒲田駅近くの緒方眼科クリニックです。一般的な眼科診療に加えて、保険/自費での眼瞼下垂手術や、眉などへの医療アートメイクを行っています。

目の健康

東京都大田区 緒方眼科クリニック
〒144-0051 東京都大田区西蒲田5-20-3
(JR蒲田駅西口から徒歩4分)
TEL:03-6424-8321
公式サイト:https://ogataganka.com/

眼瞼下垂手術:https://ogataganka.com/menu/ptosis.html
医療アートメイク:https://ogataganka.com/menu/medicalartmake.html

男女における見え方の違い


女性は男性よりも細かい顔の表情を読み取るのが上手い。

女の子は色とりどりのお花を描き、女性はきらめくダイヤに心をときめかす。

男の子は色彩よりも動くものに興味を持ち、お絵かきも乗り物を描き、動体視力に長けている。

これらは経験的に良く知られたことではありますが、科学的にも近年明らかになってきていることは意外と知られていません。

私たちの眼にはフィルムの役割をする網膜があり、10層に分かれ視覚情報を電気信号に変換して視神経から脳に伝えていきます。

網膜に存在する光受容細胞である視細胞には桿体細胞と錐体細胞があり

桿体細胞は網膜の全体に分布し光を感じ、錐体細胞は主に黄斑部に分布して色を感じます。

ここで得た神経シグナルは次の層である神経節細胞に運ばれ桿体細胞からはM細胞という比較的大型の細胞へ、錐体細胞からは小さいP細胞へ伝達されその情報が更に送られていきます。

そして、別経路でそれぞれの脳の司る部位へ送られていきます。

網膜の視細胞は、女の子では錐体細胞の割合が多く、男の子は桿体細胞の割合が多いと言われています。

つまり女の子は色を鑑別する能力に長け、男の子は色よりも視界の中の動くものに反応しやすくできているのです。

また、人間の網膜には性ホルモンのレセプターが豊富に存在することも分かってきました。

このように見え方には男女差が存在するのです。


男女差は眼だけの話ではなく、聞こえ方、考え方、感じ方、すべてにおいて存在しその原因は構造的に違うんだということを知っていてください。

自分の見え方、聞こえ方、感じ方が全てではないのです。

今後、科学的に明らかになり、納得できたなら、コミュニケーション上の色々な取り越し苦労が少なくなるのではないかと私は思います。

自分の見え方、感じ方が全てだと思うと、同時にこうであるべきだと錯覚してしまいます。


脳というのは実はとても性的な器官で男女差と同時に個人差もある。そういった事がいろいろ解明され、今後人々の相互理解に科学的にアプローチできるようになるかも知れません。












眼部帯状疱疹 帯状疱疹と眼の関係

4月に入り、眼部帯状疱疹と角膜ヘルペスの患者さんがとても多くなっています。

恐らく気候の変化、環境の変化によるストレスがあるのではないでしょうか。

今日は水痘-帯状疱疹ウィルスによる、眼の合併症について書いていきます。

水ぼうそうは皆さん子供のころに罹っていると思いますが、すっかり治ったのではなく実は体の中の神経節という所に潜んでいて加齢、ストレス、過労などで免疫力が低下すると再発することがあります。

顔には三叉神経と言う知覚を司る神経が走っています。

三枝神経














第1枝から第3枝とありますが、目の合併症を起こすのは一番上の第1枝領域で典型例では頭から額、瞼にかけて特徴的な皮膚症状をきたします。そして左右どちらかだけに出てくるのが特徴です。

眼の合併症の多くは、眼瞼炎、結膜炎、角膜炎ですがぶどう膜炎を起こし視力が低下したり緑内障を合併することもあります。

こちらのお写真は皮疹は治ってきていて、典型的皮疹がわかりにくくなっていますが少し目が充血しているのがお分かりになるでしょうか。強い虹彩炎を起こし治療を要した方のお写真です。

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また、額やこめかみの皮疹より小鼻の水泡が強く認められました。

ハッチンソンサインといって高率に眼合併症を起こすと言われています。

治療はなるべく早期に(72時間以内に)治療を開始することが重要です。

あまり知られてはいませんが、合併症が残ってしまうとその後3か月半年~長い人では1年と神経痛に悩まされることになるからです。

神経痛は、家族から見れば「すっかり良さそうなのに」と理解を得られないという辛さもストレスに拍車をかけます。

「ヘルペスになったらどうしよう。。」という方にはワクチンをお勧めしています。


私も50歳になったらワクチンを接種しようと決めています。


お写真の提供を頂きありがとうございました。


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サプリメント  老人性黄斑変性編

2001年アメリカの国立眼科研究所で3640人の加齢性黄斑症の患者さんを対象に抗酸化ビタミンと亜鉛の摂取が黄斑変性症の進行リスクを低減することが示されました。

これが有名なAREDS(Age-Related Eye Disease Study)です。

加齢黄斑変性症の進行リスクを25%抑制するという!内容でした。

その後2013年には更に検討を加えられたAREDS2が報告され、AREDSより更に18%の進行リスクを抑制するとの結果が報告されました。

これにより老人性黄斑変性症はサプリメントの効果があると世に知られ、今では大学病院でも普通に取り扱われて患者さんに勧められています。

そのAREDS2のレシピは

ルテイン10mg

ゼアキサンチン2mg

ビタミンC500mg

ビタミンE400IU

亜鉛80mg

銅2mg


となっています。

ルテイン ゼアキサンチン 

抗酸化作用を持つ「カルテノイド(自然界に存在する天然色素の総称)」の一種で緑黄色野菜に多く含まれています。

私たちの目の中では水晶体、黄斑部に存在し、黄斑部では黄斑色素の成分として抗酸化作用もたらし老人性黄斑変性症の発症を予防してくれたり、最近よく聞くブルーライトもカットしてくれると言われています。

黄斑色素は加齢と共に徐々に減少し黄斑変性症眼では黄斑色素密度が正常眼より低下しています。

ルテインを最も多く含む緑黄色野菜はケールで100g中(21.90mg)、パセリ(10.01mg)、ホウレンソウはさらにその半分程度と言われています。ゼアキサンチンはパプリカに多く含まれます。

ちなみにルテインは脂溶性成分なのでお食事で摂取される場合は油で炒めると体内への吸収がしやすくなりますよ。

欧米の研究によると奨励される1日辺りの摂取量は6mgと言われており、
パセリだと12本、ホウレンソウ4.4株、人参だと13本なので毎日のお食事からの摂取を続けることは大変です。

その点サプリメントは安定して摂取可能ですね。

では、数多あるサプリメントどれを飲めばよいのでしょうか。

まずはAREDS2のレシピといえばこちら

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恐らく医療機関ではシェアー1位ではないか?と思います。

ボシュロム社 オキュバイト プリザービジョン2 3800円 (当院での1か月あたり税込)

こちらの難点としては、お値段が少々高い、1日3回は面倒、粒が大きくて飲みにくい

いずれも続けないと意味がありませんので上記に当てはまる人には、こちらをお勧めしています。

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こちらはわかさ生活のルテインプロ

大切なルテイン、ゼアキサンチンの量はそのままです。

粒が大きくなってしまうのはビタミンCのためでこちらは50mgと少ないですが、粒が小さくとても飲みやすいと思います。

そして、1日1回内服、お値段も2か月分で税込3990円と割安です。

その他、ルテインのみ、ビタミンCのみ、などもあります。その方に合ったサプリを上手に取り入れて頂くと良いと思います。


そもそもバランスの良い食生活が基本です。あくまでも食事のサポート、サプリメントは処方薬と異なり飲まなければいけないものではありません。

患者さんの自由意思で決めるべきものです。



今回は参考までに商品載せていますが、あくまでも参考にしてくださいね。




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