高齢者の眼瞼下垂手術は、見開きの低下のみならず、瞼の弛みが強くなるため、視野が狭くなり、日常生活の制限が出てきます。
ご家族や周りのお年寄りで、自分の手で瞼を手で上げていたり、顎を前に出して見てるようでしたら眼瞼下垂かも知れません。受診をお勧めいたします。

今日のお写真のお二人とも、80代です。手術によって見開きが改善し、瞼のたるみが少なくなり、とっても楽に見えるようになったと大変喜んで頂きました。

80代女性①
術前 瞼が重そうです。

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術後1週 抜糸後のお写真です。術後眼は腫れますが1週間経つとかなり腫れも引いてきます。

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80代女性②

術前 高度のたるみを補うために額で頑張っていますが限界です。


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術後1週目 抜糸時。まだ瞼の皮下出血が少し残っています。たるみが減ってスッキリしましたね。

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もうあと1週間様子をみて頂けますとだいぶん落ち着いてきます。

術後の仕上がりは、年齢相応で大きな変化を来さないように心がけています。

術後2週間で約8割は良くなります。


挙筋腱膜縫着術

局所麻酔後、皮膚を切開
瞼板を露出後、挙筋腱膜を露出し瞼板に縫着。
余剰皮膚を適量切除し中縫いを行い二重の作成。皮膚縫合し手術を終了とする。

リスク

術後の出血、血腫。
過矯正による閉眼不全、下垂の再発。
左右差。

3割負担 両眼44000円前後。

お写真のご提供有難うございました。
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