4月に入り、眼部帯状疱疹と角膜ヘルペスの患者さんがとても多くなっています。

恐らく気候の変化、環境の変化によるストレスがあるのではないでしょうか。

今日は水痘-帯状疱疹ウィルスによる、眼の合併症について書いていきます。

水ぼうそうは皆さん子供のころに罹っていると思いますが、すっかり治ったのではなく実は体の中の神経節という所に潜んでいて加齢、ストレス、過労などで免疫力が低下すると再発することがあります。

顔には三叉神経と言う知覚を司る神経が走っています。

三枝神経














第1枝から第3枝とありますが、目の合併症を起こすのは一番上の第1枝領域で典型例では頭から額、瞼にかけて特徴的な皮膚症状をきたします。そして左右どちらかだけに出てくるのが特徴です。

眼の合併症の多くは、眼瞼炎、結膜炎、角膜炎ですがぶどう膜炎を起こし視力が低下したり緑内障を合併することもあります。

こちらのお写真は皮疹は治ってきていて、典型的皮疹がわかりにくくなっていますが少し目が充血しているのがお分かりになるでしょうか。強い虹彩炎を起こし治療を要した方のお写真です。

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また、額やこめかみの皮疹より小鼻の水泡が強く認められました。

ハッチンソンサインといって高率に眼合併症を起こすと言われています。

治療はなるべく早期に(72時間以内に)治療を開始することが重要です。

あまり知られてはいませんが、合併症が残ってしまうとその後3か月半年~長い人では1年と神経痛に悩まされることになるからです。

神経痛は、家族から見れば「すっかり良さそうなのに」と理解を得られないという辛さもストレスに拍車をかけます。

「ヘルペスになったらどうしよう。。」という方にはワクチンをお勧めしています。


私も50歳になったらワクチンを接種しようと決めています。


お写真の提供を頂きありがとうございました。


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