内反症は聞きなれないと思いますが、まつ毛が角膜に触ってしまうため目がゴロゴロしたり、角膜に傷ができてしまうと光がまぶしくなったり、目やにや充血の原因になり顔貌も変化してきます。

まつ毛と眼の関係を表した図です。(千寿製薬のHPより)

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睫毛は異物の侵入を防いでくれます。

中央は睫毛乱生症といってまつ毛が角膜に向かって生えてしまいます。

そして一番右の状態が内反症です。

小さい子供とお年寄りに多く、子供の場合は経過をみて程度が強いと手術となります。

お年寄りの場合は、年齢と共に瞼の筋肉が緩んでしまいバランスを崩すとまつ毛の生え際ごと内側に入ってしまいます。

治療は程度が軽い場合は埋没法、程度が強いと切開をして治療します。

こちらは埋没法の治療経過です。

術前 まつ毛が眼に触っていますのでゴロゴロしていると来院されました。

片眼の下三白眼になるので人相も良くありません。

内反症術前




















手術は2針糸を埋没させました。

術直後

内反症術直後





















手術時間は麻酔をして10分ほど

1週間後

内反症術後




















まつ毛が外を向きました。軽度のくぼみが残るだけでほとんど目立ちません。

一か月後の定期検査ではもう跡は全く気になりません。

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このように簡単に治る反面、もどってしまう欠点があります。

その場合は再度埋没するか皮膚を切開してしっかり治すかになります。